コーヒー

意外と知られていないコーヒー豆の正しい保存方法

コーヒー豆保存方法

ミルコーヒー豆をお店で購入した際に、新鮮であれば常に美味しくコーヒーを淹れて飲めると思う方も多くいらっしゃると思います。

コーヒーをご自宅でも、常に同じ風味や味わいで頂くためには、肉や魚など同様に鮮度を保ち、チーズやワインなどのようにコーヒー豆も熟成度合いの調整が出来れば理想であります。

では、チーズやワインなどのように熟成をするとは何がポイントとなってくるのか?

この『熟成のポイント』『鮮度を保つポイント』は同じ角度で捉えれるのであります。

この共通するポイントは4つあります。

 

 

ブログ1

保存時に考慮するべき4つのポイント

1、水分

コーヒー焙煎豆やコーヒー粉に含まれている水分は最大でも3%程度であります。この状態は極めて低い相対湿度に相当するため、コーヒー豆の吸湿性は高い状態になっております。そこで、湿気の多い梅雨の時期などは焙煎した珈琲豆が湿気をすぐに吸収してしまいます。特に粉に挽いた状態のコーヒー豆の場合は、表面積が大きくなる分、吸収も早くなります。劣化速度に対する水分の影響は非常に大きく、約1.5%の水分含量増加に対して劣化速度は1.6倍になるという報告例もあります。これらの情報を踏まえて出来るだけ、コーヒー豆は乾燥した状態で保つことが望ましいのであります。

2、酸素

通常は空気の中には20%程度の酸素が含まれております。その酸素が劣化の一因になっているようです。酸素がコーヒー豆に与える影響は、低濃度側で大きく影響があります。例えば、0%から1%の間で劣化速度が10倍変わり、5%以上ではほぼ大差がないという報告例もあります。これらを踏まえて、酸素の影響を取り除くのであれば、徹底した脱酸素が必須でありますが、1%未満まで脱酸素を目指し効果のあるレベルまで達成するには専門の機械等が無ければ困難であるようです。少しでも酸素による影響を回避するためには、脱酸素剤や不活性ガス置換えなどを使用することが望ましいようです。

3、光

コーヒー豆は光(紫外線)で劣化してしまい風味を損うリスクがあります。この紫外線はコーヒーの色調や風味に影響を与えます。長期保存を考えるのであれば、直射日光や蛍光灯の明かりなどは極力避けることです。油脂類の酸化変質の指標の1つとなる過酸化物価(POV)に対する光の影響は大きいようです。例えば、1か月の間に蛍光灯の下で保存した場合に、暗所で保存した場合に2倍弱の過酸化物価(POV)の数値の違いがあると報告されております。これらを踏まえて、コーヒー豆は光を通さない容器で保存することが望ましいようです。

4、温度

コーヒー豆は高温を嫌うようです。ただ、「水分」や「酸素」に比べると温度に対しての影響は相対的に小さいようです。温度の影響は、10℃上がると反応速度が約2倍になるようです。これらを踏まえて温度に対しての影響は、極端に高温にならない環境の20度以下くらいが望ましいようです。

 

 

アイスコーヒー豆

 

家庭で出来る最善のコーヒー豆の保存方法

これまでの話しを踏まえて、家庭でコーヒー豆を保存をする際のポイントをまとめてみましょう!

1、なるべくコーヒー豆の状態で

2、なるべく脱酸素剤で酸素の侵入を防ぎ

3、なるべく密封できる保存容器に入れて

4、なるべく暗所にて

5、なるべく20℃以下の環境で保存をする

 

この上記5つをすべてを家庭の中で守ることは難しいと思います。ただ、私のようなコーヒー豆を販売するプロは、これら5つの条件を考慮して『保存』ではなく、『熟成』の概念を持ちコーヒー豆の焙煎後は劣化を防ぐのではなく、日々にコーヒー豆を熟成させて美味しく成長を促しております。

是非、ご家庭でもコーヒー豆の『熟成』を目指し成長を促す挑戦をしてみましょう。皆様の、コーヒーライフが劇的に楽しいものに変わりますよ。